長崎OMURA室内合奏団演奏会
- k-teruko
- 2022年10月15日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年11月18日
佐世保出身の2人のピアニストを迎えての演奏会。
プログラムはモーツァルトの歌劇(劇場支配人)序曲K.486
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番K.467
後半はシューマンのピアノ協奏曲OP.54
指揮は小谷誠一。
佐世保で初めて聴くこの合奏団の演奏会でした。
オケは弦が少なくやや薄く感じましたが全体によくまとまった情熱を感じる
響きでした。指揮者は佐世保に長年関係のある方です。
妹さんの方はロサンジェルスを拠点に活動しているということで
以前も聴いたことがありましたが、今夜のモーツアルトはなかなかの熱演で
音色やタッチの選び方や天真爛漫な音楽性に魅力が光り、演奏者は聴衆が育てる
と言われることを強く感じたのでした。外国の地に住み活動する人の音といえるでしょう。
次にお兄さんは、何度も聴いていますが、熱心な研鑽を感じる演奏で私は彼のことを
(ステージ上の僧侶)と呼んだことがありますが、実直な表現。ただシューマンの表現と
してはもっと常人を超えるロマンティシズム、つややかな音色を聴きたかったところです。
同じスタインウェイが後者では少し曇った音色での表現に響いていました。
さわやかなお二人の演奏を聴いて確実にこの町からもピアニストが育っているのだと
感心した一晩でした。
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